BMO輸入ワイン |
蔵元:シャトー・ラモット・ガイアール/CHÂTEAU LAMOTHE GAILLARD ワイン名:シャトー・ラモット・ガイアール 2020/CHÂTEAU LAMOTHE GAILLARD |
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真っ当なBIO栽培&自然醸造が、
ここにしか表現できない球体の味わいを生み出した!
商品No. | 3BKFR3-1-20 | 色 | 赤 |
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産地 | フランス ボルドー |
品種:
メルロ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%
栽培、醸造:
砂利質ローム層、表面には砂利と粘土質土壌。
4週間のマセラシオン。
70%はステンレスタンク、30%はオーク樽にて12ヶ月熟成。
熟したカシスの果実味に、驚くほどまろやかなタンニン。
ボルドーの伝統的な造りを守りながらも、
自然栽培ゆえのぶどう本来の旨みとコクがしっかり。
フロンサックの丘に近い"北向きの畑"で
じっくりと熟したぶどうは青さなど微塵もない!
2020年は乾燥していたが、8月の終わりに降った雨のおかげで、
ジューシーで豊かな味わいに仕上がった。
ステンレスタンクとオーク樽のダブル使いにより、
今飲んですでに超絶まろやか!
もちろん、長期熟成も大いに期待できる!
『ラモット・ガイアール』は土地の名前から。
ラベルのデザインは数年前に全焼してしまった、
実際にあった古代のシャトーを表現している。
蔵元 |
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シャトー・ラモット・ガイアール |
ようやく見付けた!
今まで出会えなかった『ナチュラルボルドー』を発掘!
特級シャトーを飲みまくったソムリエも、
ナチュラルワインを長年扱うソムリエも唸った!
真っ当なBIO栽培&自然醸造が、
ここにしか表現できない球体の味わいを生み出した!
ヴィニョーブル・ラフォワって?
リブルヌから北へ15km、
ドルドーニュ川右岸にあるサン=シエ=ダブザックに蔵を構えるヴィニョーブル・ラフォワ。
家族経営の蔵元で、ロイック・ラフォワ氏は2代目。
家族や従業員の体のことを考えて、
2013年から5年かけて25ha全てをオーガニックに転向。
畑はフロンサックの丘の裏、ラ・セイの谷の南に面した台地にある。
2015年に醸造所を建て、新しいタンクも導入。
密閉性があり、衛生面にも非常に配慮されたセラーがクリーンな味わいの秘訣。
ロイック氏はまだ30歳前半ではあるが、非常に誠実な性格であることがワインにも表現されている!
■『BOSS山田のコイツがすごい!(第5号)』
「このボルドー、残念ですけどウチでは使えないんですよ。」 某星付き飲食店sommelier氏
「え?なぜですか?」山田
「味は申し分ないんですけど、安すぎるんです。ウチ、グラスで3,000円平均なんで。」
「えっ汗」山田
これは、BMO試飲会での実話だ。
まあ、このワインの素晴らしいコスパの話は別にしよう。
クリュ・クラッセや高額ナパなど、
クラシックワインを知るプロなら飲めばすぐに分かることだから。
それ以上にワインのプロなら知らねばならないことがある。
5年以上前にゲットした『フランスの産地別BIO化率』には、ボルドー地方は6%となっていた。
「やはりそんなもんだろうな」といった嘲笑まじりのつぶやきが聞こえたものだ。
それが、最新の情報では、なんと60%へと飛躍し、一気にTOPに駆け上がったというのだ。
私はこれを「ボルドーのしたたかさ」と心の中で命名している。
世界一と呼ばれる産地の実力はダテではない。
「ボルドーなんて、ナチュール好きは飲まないよ〜」と言わんばかりに、
確かにパリでもボルドー中心で一世風靡したビストロは、今や閑古鳥が鳴くようになった。
それを嘲るように、ナチュラルワインで押すビストロは、連日満席が続き、予約が取れなくなった。
そこへNOMAたちがワインリストのほぼ全てをナチュラルにし、強烈に後押しした。
この後押しは、権威主義的に見えるボルドーにとって、ボディブローのように効いてきたのだ。
かつて、格付け5級のシャトー・ポンテ・カネが、
ビオディナミに移行した時も、時期尚早だと、他のシャトーは高みの見物だった。
それが、今や、ラトゥールがBIO化し、
なんとソーテルヌの領袖であるディケムまでがビオロジックを名乗ったのだ。
ここでは、そのBIO化がどこまで真っ当か?は問わない。
BIOの認証といっても、
「ユーロリーフ」のように、醸造化学処理が30種以上も認められている場合もあるのだ。
時価数10万のワインから、
1万円を切るシャトーにまでBIO化が広がった速さは、さすがボルドーの生命力なのだろう。
さて、ラモット・ガイアール。極めて丁寧に熟した球体の味わい。
かつてのボルドーの風味、いかにも赤ワイン好きな人が好むテンション。
これらを持ちながらも、真っ当な栽培、醸造をしたナチュラルだけがもつ緻密な果実味。
元熱狂的なボルドーワインファンの私にとって、
ラモット・ガイアールに続くようなボルドーのナチュラルな蔵元が現れてくれることを祈るばかりだ。