BMO輸入ワイン |
蔵元:マリア・ボルトロッティ/MARIA BORTOLOTTI ワイン名:ラ・ナトゥーラ・アマ・ナスコンデルシ/LA NATURE AMA NASCONDERSI |
---|
バルベーラの魔術師!クラシックワインと自然派の究極の融合!
商品No. | 3BTIY2-9 | 色 | 赤 |
---|---|---|---|
自然派カテゴリ | ビオディナミ(バイオダイナミクス) | ||
産地 | イタリア エミリア・ロマーニャ |
【品種】バルベーラ
【栽培、醸造】
酸化鉄、マグネシウムを多く含む赤色の粘土質土壌。
除梗破砕後、セメントタンクで20日間マセラシオン。
果皮と分離後ステンレスタンクに移し、11月末まで発酵が続く。
気温が上がり始める3月以降、
再度アルコール発酵が始まり5月末まで続いた。
ステンレスタンクで12ヶ月、
その後バリック(中古5年落ち)で12ヶ月、
さらにボトリング前の2~3ヶ月間、
再度ステンレスタンクにて熟成。
1つのバルベーラの畑から、それぞれ全く違うキャラクターを持つ
4つのワインを生み出すフラヴィオ。
(ロゼ微発泡のダルドゥレイナ、赤のマティルデ、アルマンド、
そしてナスコンデルシ)
ナスコンデルシは、畑の東端で西日がよく当たる場所のぶどうを使用。
バルベーラの畑の中で最も日当たりが良く、
収穫時期も一番遅い10月初旬。
だからこの凝縮感!口に含んだ瞬間、雄大な果実が広がる!
樽のニュアンスは上品で果実味を覆い隠すことなく、
複雑味を与えている!
蔵元 |
---|
マリア・ボルトロッティ |
生産者名 |
フラヴィオ・ボルトロッティ |
この男には聞こえる、この男にしか聞こえない。
~彼が自然栽培に入ったきっかけ。
それは家が畑のど真ん中にあったから。真っ正直。
だから某有名な自然派ワイン蔵元のグループからも脱退。
SO2量をラベルに書いてまで真実を貫く。(実際は書いてある量より遥かに少ない)
そんなフラヴィオと一緒に育った畑の酵母は、驚くほどに力が強い。~
≪マリア・ボルトロッティって?≫
マリア・ボルトロッティがあるのはイタリア エミリア・ロマーニャ州の中でも東端のコッリ・ボロネージ。
彼のぶどう畑があるゾーラ・プレドーザの丘陵地帯はその付近で最もぶどう造りに適した土地として
1000年前の文献にも名前が記載されていた。
コッリ・ボロネージは80000haほどの広大な産地だが、
本当に自然な造りをしているのは10蔵ほどと言われている。
当主のフラヴィオ・ボルトロッティは1965年生まれの53歳。
将来を見据えたフラヴィオが中心となり、1992年からオーガニック栽培を開始、
間もなくビオディナミコも開始。
自然な造りがモットーで、誰が飲んでも美味しく気軽に買える価格のワインを造ろうと日々邁進している。
【畑】
例えばバルベーラが植わっている畑は、何万年も太陽を浴び続けている古い赤土粘土質(石灰分は少ない)で川の氾濫などによる侵食の影響を全く受けていない土地。
緩やかな斜面の為、地表面も流されることがない。
石灰質が少ない利点は根っこが地中深くまで伸びやすい。
欠点は香りが出にくいと言われているが、
ビオディナミコをすることでぶどう以外の要素もすべて吸収できるので、
土壌に関係なく色々な香りがでる。
【ワイナリー】
醸造設備はいたってシンプル。
これだけ??と思うほど最先端のマシンとは縁遠いワイナリー。
フラヴィオ氏は、最先端の機械も複雑な醸造方法も知っているが自身は好まないので使わない。
シンプルな作りが心情で、酵母は全て天然酵母!
発酵の際にSO2を全く入れないとは言い切れない。
非常に悪い年、カビが見受けられた年(2009年)だけは微量加えた。
そもそも、酵母が活動すると必ずSO2は生まれる。
(※SO2無添加のワインはイタリアにも存在しており、それらのワインは本当にSO2無添加かもしれないが、
ビタミンCの添加や、天然酵母を使用している訳ではない!フラヴィオ談)
発酵中の温度管理は一切しないが、澱引きをし(タンクを移しかえる)温度を下げる。
フィルターは基本的にかけない。
コンセプトはワインに手をかけないといこと。
説明することが無いと本人が言うほどシンプルなワイナリー。
【哲学的!エチケットの秘密】
ラベルのデザイナーは日本に憧れを持つマッティア・カルタ(Mattia Carta)というアーティスト。
マリア・ボルトロッティにも収穫時等に仕事に来ていて、農園のワイン造りや自然との関わり方に
深い感銘を受け交流が続いている!
【旨みの秘密】
鉄分が多いため、ぶどうにタンニンが生まれ、しっかりとした骨格を作り出す。
タンニンのおかげで長期熟成に向くワインとなる。
SO2添加量が少ないためぶどう中に含まれいるタンニンが酸化し、白ワインでも色が濃くなる。
白にも同様にボディが生まれ、しっかりとしたワインになる。
草を生やしていることで強いだけではない全体的に調和するタンニンをワインにもたらす。
どのワインにも共通する旨みは地表に草が生え、土が生きているからだ。