BMO ワイン
BMO輸入ワイン 蔵元:カサル・フィゲイラ/CASAL FIGUEIRA
ワイン名:ティント 2016/TINTO

この造り方以外、考えられない!
フィロソフィーが沢山詰ってる!

ティント 2016
商品No.3BSPO3-2-16
産地ポルトガル リスボア 

品種:
カステラン

土壌:
標高150mのモンテジュント山脈、石灰土壌。単一区画。
平均樹齢4~50年の古木のため、まばらな場所もあったり、
整然としていなかったりで低密植。
さらに厳しく選果をするため、極低収量。

醸造:
粗い目の網を使って手作業で優しく除梗
(10%ほどグラップ・アンティエール)、足で踏んで発酵。
2日間マセレーション。

醸造:
古樽で発酵、8ヶ月熟成。

低温マセラシオン、果皮と果汁をすぐに分離する。
いわゆるクラレット的な造り。

亡きご主人とずっと話してきたことなので、
この造り方以外に考えられない。


非常に短いマセラシオンで明るく軽やか。
イキイキした酸のあるレッドベリーやチェリーの
ニュアンスに土を感じるミネラルが心地よい。
余韻は梅の風味が広がり、和食にも◎

カサル・フィゲイラ
カサル・フィゲイラ
蔵元
カサル・フィゲイラ
生産者名
マルタ・ソアレス

情熱と天性、亡き夫との絆。
かつてのリスボアにない、唯一無二のミネラル豊かなワインを造る。


【蔵元】
マルタ・ソアレスが女性醸造家として活躍するリスボンの蔵元。
リスボン北部の大西洋岸に広がるIGPリスボア、
リスボンから真北70kmのところにヴェルメーリャ村がある。
マルタのご主人アントニオ・カルヴァリョの出身地でもあり、
彼の家族が代々ブドウ栽培をしてきたエリア。

アントニオは1990年からこの地でワイン造りを始めた。
彼はボルドーで醸造を、モンペリエでブドウ栽培を学び、
近代醸造技術よりも有機的なブドウ栽培に共感し、ポルトガルに戻りブドウ栽培を再開した。

初めはフランス品種も含め、様々な品種を栽培し、テロワールを表現するワイン造りを目指したが、
市場ではその発想が受け入れられず、一度ワイナリーを閉め、アントニオの家族が畑を所有。
アントニオとマルタはその間、スペインのテルモ・ロドリゲスのガリシアのワイナリーで数年働き、
アントニオの父が亡くなると、ポルトガルに戻り再びワイン造りを始めた。

しかし、家族の畑は、家族の借金返済のため、2007年売りに出し手放すことになる。
アントニオとマルタはヴェルメーリャ村で生活しながら、土着品種の素晴らしい畑を探し始める。

そして、2007年に見つけたのがヴィタルの畑。
モンテジュント山脈、ポルトガルでは稀有の高標高300~400m、樹齢50~100年。
この畑のポテンシャルを瞬時に悟ったアントニオは契約畑とし、
ビオディナミを実践、トウリガ・ナシオナル、カステランなどの黒ブドウ品種も含め、
土着品種のみでのワイン造りに軸足を定め、リスボアの本当のテロワールを追求し始めた。

その矢先の2009年、突然の心臓疾患でアントニオはこの世を去る。
妻マルタ・ソアレスの職業は画家だが、アントニオが逝く最後の10年間は、
彼女も⼀緒になって栽培、ワイン造りをしていたため、ノウハウは持ちあわせており、
アントニオの意志を受け継いでいこう、とワイン造りを続けることを決意したのだった。

「ビオディナミ、土着のものを大切にし、畑にいて観察を続けること、それが素晴らしいワインを造る鍵だ。」

アントニオが言い続けた言葉を胸に、
「人生で根幹となるもの=農業と、芸術の世界はつながってるべき」と信じる
画家でもあるマルタのフィロソフィーを重ね、
本物を、その土地を、文化を純粋に表現するワイン造りを追求する。

【畑】
ヴィタル種の古木の畑など、いくつかの畑を開拓、契約畑として栽培。
その中でもマルタが注目したのが、山の高標高に僅かに残る畑だった。

大西洋から内陸に30kmほど、モンテジュント山脈、標高300~400m。その北向きの畑。
大西洋からの影響を直接受ける石灰土壌の畑。
平均樹齢50~100年。地元の5~6農家と契約し、それぞれの農家が小さな区画を複数所有。
毎年それら全ての畑を廻って最高の区画を選びだし、ワインを造っている。

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