BMO輸入ワイン
蔵元:シャトー・ボールガール/BEAUREGARD
ワイン名:テラス ダンタン 2020/TERRASSE D'ANTAN
クラシック、だけど革新的!
伝統品種だけを混ぜたら色っぽくなりました。
商品No. | 3BKFR6-2-20 | 色 | 赤 |
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自然派カテゴリ | ビオロジック(オーガニック、有機農法) | ||
産地 | フランス シュド・ウエスト |
品種:
フェル・セルヴァドゥ(ブロコル)、
ジュラソン・ノワール、ガメイ、ヴァルディギエ
栽培、醸造:
樹齢55年。石灰粘土質。
除梗後、翌日からグラスファイバータンクにて
発酵(10日間)終了までルモンタージュ。
圧搾後タンク内で10ヶ月熟成。
2020年がファースト・ヴィンテージ。
エスタンの畑に伝統的に植えられてきた
複数の古代品種からなる区画で段々畑(テラス)が特長。
ヴァルディギエ、正確にいうとブロコルの一種を使うなど、
クラシックだがコンテンポラリーに感じるアッサンブラージュ。
抜栓直後は少し還元のニュアンスがあるものの色気はタップリ。
艶のあるエキス感に身もだえる!ガメイの色気と力強さが同居している!
蔵元 |
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シャトー・ボールガール |
生産者名 |
ユーゴ・エピヌー |
フランス最小クラスアペラシオンを守り抜く!
若きヴィニュロン、ユーゴを応援したい!
マイナー=掘り出し物!
由緒正しきワイン産地を守る若者!
オーブラック山地の麓、ロット川渓谷にあり、
その美しい風景から「絵はがきのような村」と呼ばれるエスタン村。
かつてのVDQS(Vins délimités de qualité supérieure)の呼称を
最後まで守り抜き2011年11月をもってAOCへ昇格したアペラシオン、エスタン。
このアペラシオンのほぼ中心にたたずむシャトー、ボールガールを2017年に引継ぎ、
独立したのは弱冠23歳だったユーゴ・エピヌーだった。
当時既に独立系の生産者はもはや二人しかおらず、
彼からエスタンのエスプリを受け取り、今に守り抜いているのはユーゴを残すのみとなった。
独立したときは1.5haほどしかなかった畑を5haほどにまで広げてきた。
栽培しているのは、フェル・セルヴァドゥ(ブロコル)、カベルネ・ソーヴィニヨン、
ネグレ・ド・バナール、ガメイ、ガメイ・ド・サン・ジェニエ、ジュランソン・ノワール、
ヴァルディギエ、アブリューなど。まさに地ぶどうの天国。
畑への介入はほぼ行わず、耕作もほぼなし、有機肥料であってもまなかいよう徹底。
2023年にまた新しく土地を手に入れ、シュナンやモーザック、ピノ・ノワールも増えた。
ぶどうの生命力を大切に、エスタンの味わいを尊重し将来に残していくのはこのユーゴ以外あり得ない!
BOSS山田のYAMADA'S EYE
「エスタン 知らなくても生きていける」
誰も知らないだろう。
エスタンというAOCがフランスで最小クラスであることを。
その地に生息するセルヴァドゥというドラマチックな品種の凄みを。
ちなみに他の最小AOC達は、ブルゴーニュのラ・ロマネ、
パリのモンマントルといったポピュラーネームだ。
このぶどうで、話に花が咲くワインファンに会ったことがない。
人口88人の村。
ルーションのコリウール近くの地中海から、大西洋バスクへ連なるピレネー山脈。その中間にポツンと存在する。
ここへ行った人に会ったこともないし、おそらく、どんなワインファンも行こうとすら思っていないだろう。
なぜなら、存在を知らないのだから。
シュド・ウェスト自体、
最も広いエリアに点在する地方で、知られにくい。
最もマイナーな品種が多くて、知られにくい。
最も無名な地域が多くて、知られにくい。
味わいも、どこか野暮なワインとレッテルを貼られ、
いまいち垢抜けない存在だと思われてきた。
それを見事に打ち崩して驚かれ、
ビッグネームに躍り出たナチュラルワインといえば、エリアン・ダロスくらいなものだろう。
さて、そのシュド・ウェストの中の、さらに知られざる村。それがエスタン。
今回の発見は、私達のパートナーの中でも、最もマイナーネームだ。
それを「どうしても輸入したい!」と懇願した理由。それは「味」以外にない。
私が理想とするガメイのようなタッチ。
そこに内包されるエスタンの地から産み出されたドラマチックな果実。
この2つが、微塵も野暮でなく、洗練された社交界に出られるようなエレガンスへと合体した。
「他にない個性」と「際立った品格」知らなくても生きていける。
しかし、知ってしまったら、入れるしかないだろう。