BMO輸入ワイン
蔵元:ドメーヌ・ド・ラ・リュノッテ/DOMAINE DE LA LUNOTTE
ワイン名:プティ・ヴィーニュ 2017/LES ROSSIGNEOUX
ピチピチでみずみずしい果実味がたっぷり!
商品No. | 3BOFR12-17-17 | 色 | 赤 |
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自然派カテゴリ | ビオディナミ(バイオダイナミクス) | ||
産地 | フランス ロワール トゥーレーヌ |
・品種:
ガメイ、カベルネ・フラン、コー
・土壌:
粘土質に石英・火打石が混じった土壌。
・醸造:
ガメイとコ―は除梗無しのグラップ・アンティエール。カベルネ・フランは除梗する。
タンクの奥のぶどうはピジャージュし、その上にグラップ・アンティエールを詰める。
一番上に除梗したカベルネ・フラン。ルモンタージュあり。
3週間の醸し。サンスフル。プレス後、アルコール発酵の終わりと熟成は樽で行う。
古樽で12ヶ月間シュール・リー熟成。
その後タンクでブレンドして2018年9月にボトリング。
タンニンが控えめでフルーティー。
ピチピチでみずみずしい果実味がたっぷり!
「プティ・ヴィーニュ」は「小さなぶどう畑」という意味。
実はキュヴェ・オルモーと同じガメイの畑。
凝縮したぶどうで長めの醸しだが、よりシンプルで軽やかで、
のど越しのいいキュヴェを造った場合は「プティ・ヴィーニュ」になる。
熟成ポテンシャルの高いキュヴェは「オルモー」に。
例年はガメイ100%だが、2017年は霜の影響で生産量が少なかったので、
カベルネ・フランとコ―を少量ブレンドしている。
蔵元 |
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ドメーヌ・ド・ラ・リュノッテ |
生産者名 |
クリストフ・フーシェ |
天才故のこだわりと
群を抜く蔵の小ささが
彼のワインを幻にする…
【“La Lune“(=月)を由来にした蔵元名】
クリストフ・フーシェ氏は元々工場機械のエンジニアをしながら、
ボランティアでハンディキャップを持つ子供たちの世話をしていた。
「自然の中で難しい仕事がしたい。」と4キロ先に住んでいた叔父のマネをしながら、
奥さんのお父さんの畑でぶどう栽培を始めた。最初こそ農協へぶどうを販売していたが、
2002年より自分のワインを造り始めた。
「上司がいないから、自分の思いのままに仕事が出来る。」と
収穫以外はすべて彼一人で楽しみながら取り組んでいる!
ビオロジック、ビオディナミに取り組み、エコセールの認定も受けている。
(月はビオディナミ栽培にとって欠かせないもの。
月の形やポジションによって栽培の色々な作業を行うから蔵元名の由来に!)
樹の競合が最適になるよう、
独自の考えで一畝ごとに雑草を残す、
縞模様の畑でソーヴィニヨン・ブランなどを育てている。
なにせ一人で作業をしているので、生産量は常々非常に少ない!!
【「このぶどうのどこが嫌なんだい?」 山田のギモン】
天才とは、往々にして目の前の現実に我慢できないものだ。
何百枚もの傑作なデッサンを破り捨てる画家。
睡眠中にインスピレーション、ベッドから起き出し譜面を0から書き直す作曲家。
ワインの造り手も同じだ。
素晴らしい(と私には思えた)ぶどうが結実した初秋。
笑顔の私の前で、彼はため息混じりに首を横に振った。
なんとこのぶどうは仲間の造り手に売ると!
(ロワールの有名な生産者)
天才には、凡人には分からないぶどう粒の奥の奥が分かるようだ。
彼の絶対的な感性に寸分たがわずピタっと来たぶどうしか、ワインにしない。
だから、ワインにしてから気に入らないキュヴェを売り払うのではなく、
ぶどうの段階で自分の美学にそぐわない房を売ってしまう。
天才とは、往々にして他の何かが欠落しているものだ。
ぶどう粒の奥の世界が見える代わりに、失うものの莫大さといったら常人には耐えがたい。
しかし、
何度でも立ち上がる。
身内が去っても、
親友が去っても、
周りに誰もいなくなっても。
この10年、この天才の審美眼に叶うぶどうが一体何回獲れたことだろう。
ぶどうは全滅、畑の果実も野菜も全滅…なんて年すらあった。
蔵は私が出会った造り手で最も、ダントツに小さい。
だから一層限りある液体。
人間として持てる才能。その全てが、ぶどうの見極め、
ワインヘ昇華させる感性に集中した男。
透明かつ分厚い液体。
天才しか見えない北のテロワールが詰まった液体。
溢れるオリも剥がれるラベルも彼の前では本筋。
丸ごと、丸ごと味わいたい…