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蔵元:バティスト・クザン/BAPTISTE COUSIN
ワイン名:カニーヌ NV/CANINE NV

商品No.3BOFR85-1-17
産地フランス ロワール 

品種:
グロロ・グリ2/3(1992年植樹)、
シュナン・ブラン1/3(樹齢60年)

土壌:
グロロ・グリ…シルトと粘土質土壌、石灰少々
シュナン・ブラン…シスト土壌

醸造:
シュナンは破砕無し、除梗無し、ピジャージュ無し。
グラップ・アンティエールで3日間の醸し。二酸化炭素は不使用。
この醸しは皮を柔らかくし、
ゆっくり時間をかけながらスムーズにプレスができる。
繊細さと複雑味を増す。
プレス機は彼の曾祖父から代々受け継げられた垂直型。
タンクでアルコール発酵を進行させて、アルコール発酵の終わる少し前に樽に入れる。
アルコール発酵の最後とマロラクティック発酵を樽で行う。
6-8年の樫の木の樽で18カ月間熟成。2018年5月にブレンド。

グロロ・グリはダイレクト・プレスの白。マセラシオン無し。
タンクでアルコール発酵、マロラクティック発酵そして、熟成7ヵ月間。

キュベ名のカニーヌとは「犬歯」という意味。
シュナンCheninの言葉はフランス語で犬・Chienと関連しているとのこと。

シュナン・ブランは2016年のキュヴェ・ピエ。
グロロ・グリは2017年収穫ぶどう。
2016年のシュナンもヴィエイユ・ヴィーニュなので収穫量がとても少なく、2017年のグロロ・グリも霜の影響で少なかった。
そのため両方ブレンドしてみたらとても相性が良かったのでノン・ヴィンテージとしてリリース。

蔵元
バティスト・クザン
生産者名
バティスト・クザン

■蔵元情報
オリヴィエ・クザンの息子バティストが引き継いだぶどう畑は、
ひいおばあちゃんから引き継ぎ、オリヴィエ・クザンが30年間にわたって
丹精込めて耕してきた畑


2012年に1.36haのシュナン、2013年にさらに赤ワイン用ぶどう畑2haの区画を
バティストが譲り受けワイン造りを開始。
オリヴィエ同様、ひいお爺ちゃんが造ったカーヴで始めた。
全ての畑はオリヴィエ同様に2頭の農耕馬とバティストにて手作業で栽培、
イラクサなどの植物由来の調合剤を使用してぶどう自身の力を活性化させる、
活きた土壌を造りだすビオディナミ農法を実践。
冬はランド・ドゥ・ブルターニュという小型の古い種類の羊を10頭畑に放している。
小型なのでぶどうの木の下を自由に走り回り、
適度に雑草を食べてくれ、自然な肥料も土に与えてくれる。

ワインの醸造においては最初から最後までSO2は一切使用しない
ビン詰め前の添加もしない。
シュナンは収穫後、ひいおじいちゃんの代から使用している垂直式プレスでプレス、
そして古樽で発酵熟成を行う。
ポンプは使用せず、すべて重力を利用しワインを移動させている。
もちろん補糖、フィルターをかける作業などもしない。
ビン詰めまで一貫して手詰めで作業を行う。
赤ワインはマセラシオン・カルボニックにて発酵。

■栽培地面積と土壌
1.36haのシュナンは1955年にシスト土壌の丘に植樹
29aresのガメイは1996年に泥土質土壌に植樹
86aresのグロロ・グリは1992年に粘土泥土質土壌に植樹
75aresのグロロ・ノワールは1974年に泥土質土壌に植樹
10aresのピノ・ノワールは2003年にオリヴィエによって粘土石灰質土壌に植樹

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