BMO ワイン
BMO輸入ワイン 蔵元:ビニェドス・ベルティカレス/VINEDOS VERTICALES
ワイン名:ラ・ラスパ・ティント/LA RASPA TINTO

ラ・ラスパ・ティント
商品No.3BMSP1-2
産地スペイン マラガ 

品種:シラー、ロメ

栽培、醸造:
シラーは標高800m以上、ロメは標高は1,000 m、北向きの畑。
結晶片岩と 黒い千枚岩の土壌。
自然酵母にて品種別にIINOX槽で発酵。
ブレンドして仏産オーク樽で6ヶ月間熟成。

アメリカンチェリーや野イチゴの赤系果実、
スパイス、ローズマリーなどのハーブの香り。
フレッシュな果実味がパンパンに詰まっているが、
海由来のミネラルがバランスよく絡み合い、飲み心地バツグン!

ロメは、DOマラガの中でも彼らの畑がある
アシャルキア地区で古くから栽培されてきた土着品種。
白が主体の産地で、
さらに限られたエリアでしか栽培されていない希少なロメ。
この地でしか表現できない地中海の海風のニュアンス漂う赤に仕上げた!
牛肉や鴨などの赤身肉、シャルキュトリーと一緒に。

ビニェドス・ベルティカレス
ビニェドス・ベルティカレス
蔵元
ビニェドス・ベルティカレス
生産者名
ヴィセンテ

スペイン南部アンダルシア地方には、シェリーを始め、
栽培・醸造の長い歴史を誇る生産地が多いが、その中でも意外に知られていないのがDOマラガだ。
スペインでマラガといえば、
モスカテルとペドロ・ヒメネスから造られる甘口の酒精強化ワインの産地として有名な産地。
しかし、シェリーの名声の陰に隠れて、近年では人々の記憶からも遠ざかっていた。

マラガ県はスペイン南部アンダルシア州の地中海側に位置する観光でも人気のあるエリア。
アンダルシア州の中心地で、国際空港や港、観光でもよく知られる光溢れる県だ。

気候は典型的な地中海性気候で、内陸部は標高700mを超す山々がある。
マラガのワイン造りは古くからこの内陸部で行われてきた。

マラガ市の中心部から車で1時間ほど内陸方向にある
アシャルキアの村に蔵を構える『ビニェドス・ベルティカレス』。
バレンシア州出身の醸造家ヴィセンテと、
マラガの地でワイン造りを家業とする生産家3代目ホアンがタッグを組んだチーム。

セラーは標高700m以上の山の小さな平地に、その地形に沿うように建てられている。
セラーの中には、100年以上の長い歴史が刻まれた古く黒ずんだ大樽が
ソレラ・クリアデラ式のために積み上がり、そのワイン作りの歴史の長さを物語っている。

ヴィセンテはヴァレンシア県出身の醸造家で、
スペイン各地でワイン造りの経験を積んだ後、マラガ県ロンダでワイン醸造を行っていた。
しかしアシャルキアの土壌・気候とワインに惹かれて2015年に移住。
その後、ホアンのビジネス、そしてワイン造りのパートナーとして、
ビニェドス・ベルティカレスのプロジェクトを立ち上げた。

アシャルキアはスペインでもかなり独特な気候で、
スぺイン国内で販売されたワイン雑誌”INNOBLE(インノブレ)”でも特集された。
ラバでしか畑が耕せない傾斜50度にも及ぶ厳しい地形と、
海抜700m以上の標高、花崗岩・千枚岩(スペイン語で”Filita”フィリタ)・黒スレートの土壌。
そして地中海から吹き上げる海風。山頂から望む景色はまるでジュラシックパークのよう。

ホアンを始め、この地域に住み続けてきた栽培農家が長い間守り続けてきた古い畑には、
マラガの主要品種であるモスカテル、ペドロシメン、ドラディージャ、
そして唯一の黒ぶどう自生品種であるROME(ロメ)やガルナッチャが植えられている。
芳香な品種が多いが、古い畑のため収量が自然に制限される。
標高が高いため夜間の気温が低く、
また収穫のタイミングを見極めることで上品でバランスの取れたワインを醸す。

株の高さは30-40cmと非常に小ぶりで、地を這うように枝を伸ばしている。
化学肥料・化学薬品は一切畑に散布しない。
独特の気候で育まれたぶどうを厳選し、手作業でワインへと変化させていきく。
自生品種を主体に造られるスティルワインの他、標高1000mの畑に植えられたモスカテルを、
枝ごと丁寧に天日に干して造るノクティルカという名前の甘口ワインなど、
マラガの伝統・気候を尊重しながらもよりその個性を表現するワインを造る。

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