BMO輸入ワイン |
蔵元:レーナー/WEINGUT LEHNER ワイン名:デメテール・ビオ・ヴェイズン・スブスタンス2019/DEMETER BIO WESEN&SUBSTAMZ |
---|
家族の絆を詰め込んだオレンジ!これがブルゲンラントワインの本質!
商品No. | 3BKAU4-5-19 | 色 | 白(オレンジ) |
---|---|---|---|
産地 | オーストリア ブルゲンラント |
品種:ヴァイスブルグンダー、ノイブルガー
栽培、醸造:
樹齢25-30年、シルト土壌、南西向きの畑。
品種ごとに別仕込み。除梗破砕後、6週間マセラシオン。
プレス後225Lの中古バリックで2年間熟成。
アッサンブラージュ後ボトリング。
SO2無添加。
オレンジ度合いは輝きがあるオレンジゴールド。
アップルティー、熟したラ・フランス、
ほのかにアプリコットとオレンジの皮のニュアンス。
草原の草花や、ナッツ。複雑な果実と旨みが果てしなく続く。
タンニンはよくこなれており、
心地よい塩味、ミネラル感がキュッと味わいを引き締める。
レーナー初のオレンジワイン。ぶどうは農園でもっと古い畑のもの。
当主セバスティアンのおばあちゃんが結婚してレーナー家にもたらした。
地中深くまで根を伸ばしたぶどうのおいしさを
最大限に引き出すにはマセラシオンしかないと考え、
このオレンジワインが生まれた。
Wesenとは実体、Substanzとは本質を意味する。
ぶどうの実体と本質を表したこのオレンジワインにピッタリの名前。
蔵元 |
---|
レーナー |
生産者名 |
母・シグリット 息子・セバスティアン |
クリーン&ナチュラルからどナチュラルまで!
自在に造り分けるブルゲンラントの魔術師!
《どんな場所でどんな人たちが?》
オーストリア/ブルゲンランド州ゴルス(ウィーンから車で約50分)オーストリア東部、
ブルゲンランド州ゴルスはぶどう造りに恵まれた気候。
1,500haのぶどう畑が集中する、オーストリア1のワインの産地。
レーナーはこの地域で数百年にわたり複合農業を行ってきた家系。
2000年からぶどうとワインの専業となった。
現在も家族で農園を切り盛りしている。
父・アーヴィンと息子・セバスティアンはおとなしく、
母・シグリットがよくしゃべるというバランスの取れた家族。
シグリットは元看護士でその後畑の仕事にずっと従事してきた。
セバスティアンにとっては師匠のような存在!
2023年、農園を引っ張ってきた父と母から息子へバトンタッチした。
まさに新世代への過渡期にある。オーナー・セバスティアンは、地元愛が深い。
バカンス地でもあり、ワイン産地でもあるゴルスの街が大好き。
(子供の頃はバカンスに出かけることも嫌がったほど。)
農学を学ぶウィーン大学へは下宿することなく、月に何度か通学をしているそう。
(同じくウィーンで学ぶ妹さんはウィーン在住)。
セバスティアンはとにかく真面目。
伝統や慣習を大切にしながらも、若さを活かして畑でチャレンジを続ける!
《栽培に関して》
栽培総面積 10㏊(約19区画)。
2つの区画だけ1㏊ほどで残りは細分化された小さな畑。
基本的に除草剤、農薬を使うことなく農業を行ってきたが
・2015年に有機認証
・2019年にデメテール認証を取得
ビオディナミを取り入れたのは環境を守りながらより質の高いぶどうを作るため。
(※この土地特有のデメター基準は裏面からチェック!)
畑はノイシードル湖北西に位置し、恵まれたミクロリマを享受!
(ブラウウランキッシュ、ブラウブルグンダーなど特に赤によいエリア。
主に砂の土壌、一番下の層は粘土。
2キロ離れたノイシールド湖に蓄えられた熱が夜間に放散されること、
また北西に位置するライタビルゲ丘陵が冷涼な風と雨雲を遮ることで温暖で乾燥した気候が生まれ、
ぶどうのフェノール熟成(タンニンの熟成)を助ける。
ブルゲンランドの30%は有機栽培。
慣行栽培の畑に隣接する2列もしくは接する列の最初数十メートル分のぶどうは使わない。
《自然なぶどう栽培のために実践していること》
健全な土壌を作るために:
1) マメ科植物による緑肥、多様な植生の下草の放置でフムス(腐葉土)を増やす。
→緑肥のために最初は種を蒔くが、その後は自然に多くの植物が生え出す。
種を蒔いても10年後に初めて出てくることもあるが、自然のサイクルに任せている。
カモミールなど多くの花々が畑に自生しハチが集まる。ハチの存在は無農薬の証拠。
2) 草は刈り込まず自然に枯れることで土壌をカバーし地表を熱と乾燥から守る。(パッチャマトゥーラ)
3)畑にもともとある木々は保護。作業効率を上げるために伐採するようなことはしない。
→自然の調和だけでなくその景観を保つことにも重きをおく。
元々ある木の他に、畑の周りで積極的に植樹を行い、生物多様性を高めるよう努力している。
4)トラクターの使用は年に1−2回のみ。環境負荷をできる限り抑えている。
5)クローンではなくマッサーレ選別により土地に根付いた株を独自に増やす。
6)防除はペロノスポラ対策で銅を使うこともあるが、極力減らすよう工夫。その他には硫黄を併用。
《醸造に関して》
醸造所は1960年に開設。まるで洞窟のよう。温度調節無しでも大丈夫なひんやりとしたセラー。
古く、ワイルドな見た目だが、樽の洗浄や設備の洗浄は徹底。
→醸造設備からは想像できないほどクリーンな味わいに!