BMO輸入ワイン |
蔵元:ヨアン・レガ/YOAN REGA ワイン名:トゥニュ・ドゥ・ソワレ 2021/TENUE DE SOIREE |
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天才的才能を発揮!
まさにトップキュヴェにふさわしいグラン・ヴァンの風格!
商品No. | 3BOFR34-3-21 | 色 | 赤 |
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自然派カテゴリ | ビオロジック(オーガニック、有機農法) | ||
産地 | フランス コート・デュ・ローヌ |
品種:
シラー、グルナッシュ、メルロ
醸造・熟成:
シラーとメルロは樹齢20~30年、グルナッシュは60年。
①シラー55%は、全房で破砕ありと、
全房でマセラシオン・カルボニックのミックス。
②メルロとグルナッシュは、全房で破砕してマセラシオン。
20%はタンク、25%は樽熟成。
ブレンドし、ファイバー製タンクで4ヶ月間熟成。
ラズベリーのジューシーな果実味がパンパン!
梅のような繊細な酸と山椒のようなスパイス感も。
あれ?抜栓してまだ15分くらいなのに、どんどん開いてくる!
フレッシュな果実の奥に潜んでいるエレガントさが前面に!!!
凝縮度はNo.1!
心地よいタンニンもあるので
長期熟成のポテンシャルをヒシヒシと感じる。
飲む人を魅了するエレガントな液体を、
まさかワイン造り数年の新人がやってのけるなんて・・・!
【ワイン名の由来】
トゥニュ・ドゥ・ソワレとは『イブニングドレス』の意味。
彼のトップキュヴェであることから、正装してレストランで
楽しんでほしいという想いを込めて命名。
蔵元 |
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ヨアン・レガ |
生産者名 |
ヨアン・レガ |
類まれな才能を遺憾なく発揮!
醸造センス、人脈、吸収力。
まさに天才としか言いようがない!
『黄金のトライアングル』に住み始めた理由とは?
ヨアンはガール出身の42歳。
パリで10年間音楽ジャーナリストとして活動。
2012年、奥さんと一緒に10年間暮らしたパリを離れ、タヴェルに住み始めた。
ワインに一切関わってこなかったヨアンが、タヴェルに拠点を置いた理由。
それは、生まれ故郷のニーム、両親が住んでいるアヴィニヨン、子供の頃から好きな街ウゼス。
この3つを結ぶ『黄金のトライアングル』に住みたいと思ったから。
その後も音楽ジャーナリストの仕事を続けたが、ある日出会ってしまった。
ドメーヌ・ド・ラ・モルドレのタヴェルのロゼに。
その時の感動は今でも鮮明に覚えていると話すヨアン。
それからワインにのめり込む日々。祖父が農業をしていた事もあり、
座りっぱなしの仕事ではなく、土に触れるぶどう栽培をしたいという気持ちが沸々と湧き上がってきた。
2017年、ジャーナリストとしての活動に終止符を打ち、ワイン造りの道へ思い切って踏み出した。
1年間農業の勉強をし、2019年いよいよ蔵を立ち上げた。
ヨアンをワイン造りへ導いた人物、
それは、あのラングロール系譜の・・・
エリック・ピュフェルリング(ラングロール)の元で7年間ワイン造りを学んだロマン・ル・バール。
同じエリア、そして同時期にワイン造りをスタートさせた2人。
仲良くなるのにそう時間はかからなかった。
当時、ヨアンは0.3ha、ロマンは10haの畑を所有。
ヨアンは持ち前の体力でロマンの畑仕事や収穫をサポートし、
ロマンからはワイン造りのノウハウを教えてもらった。
立ち上げ当初、醸造所を持っていなかったヨアンは、
ロマンの醸造所を借りてファーストヴィンテージを2樽だけ仕込んだ。
この経験は、ヨアンにとって新鮮で驚きの連続であり、新たな冒険の1ページになることを確信した。
ヨアンの類まれなる才能、人脈
ラングロール系譜といえば忘れてはならないヴァランタン・ヴァルス。
そしてヴァランタンの仲間であるアド・ヴィヌムのセバスチャンとも深い繋がりがある。
ヴァランタンとは畑が近く、頻繁にお互いの蔵を行き来し、情報交換を密に行っている!
ワイン造りを始めて数年足らず、しかもワインの家系でもなく、ワイン学校に通ったこともないヨアン。
しかし、彼には類まれな才能あった。それが人脈と吸収力。
ロマン、ヴァランタン、セバスチャンをはじめとする生産者との人間関係を築く力。
そして、彼らの経験値を、あたかも自分が経験したかの如く吸収する特別な力。
ヨアンの天性の才能なくして、最初からこのクオリティのワインを造り上げる事は不可能だろう。
ローヌでなぜ冷涼感?細やかな醸造テクニックとは?
ローヌ川の右岸、シャトーヌフ・デュ・パプの対岸に位置するタヴェル。
地中海性気候で、降雨量も少なく、1年を通して温暖な気候。
しかし、ヨアンのワインには共通して冷涼な酸を感じる!
そのヒミツは畑の場所にあった。
畑は6.5ha所有、粘土石灰質土壌。シラーとメルロは樹齢30年、グルナッシュは60年。
畑は森に囲まれ、セヴェンヌ山脈の麓が後ろにある。
暑く乾燥した土地でありながら、森や山脈に囲まれていることにより自然と気温が下がる。
よって、粘土質由来の骨格がありつつ、涼やかな酸が最高のバランスで絡み合う!
エチケットについて
エチケットは、1920年代のアール・デコ時代のアーティスト『ZIG』が描いたもの。
この絵の繊細なタッチがいたく気に入ったヨアン。
自分のキュヴェに強いアイデンティティを持たせる為にエチケットに選んだ!
(現地レポートより抜粋)
このYOAN REGAヨアン・レガは、
久々に出現した“天才的な醸造センス”を備えた醸造家、と言っていいでしょう。
“伸びしろ”が大きく、将来がホントに楽しみな醸造家です。
ヨアンとの出会いは、毎年末に行われる小さな小さな試飲会でした。
スヴィニャルグ村で開催されている、
小粒でもピカリと光る新人が多いキール・ド・ジョワ試飲会でした。
ヨアンは、ちょっと話しただけで、文化度の高い感じでした。
パリで音楽の記事を書いていたジャーナリストと聞き、
これだけで、物事を論理的にとらえることができる人物だなと判断できました。
ラベルは、古き良きパリのキャバレー文化を彷彿とさせる明るいカラフルなものでした。
この2つだけでも、もう興味をいだきました。
品質の高さにも驚きましたが、
濃縮度の違うワインを自然な手法を駆使して造り分けていることに驚愕しました。
ワインを造り始めたばかりの人が、
ここまでの手法を知っているだけでも凄いのに、実際に造ってしまっている。
これは、まさに天才的なセンスと、理論に基づいた追究心がないと絶対にできないことです。
久々に感動させられた醸造家でした。