BMO ワイン
BMO輸入ワイン 蔵元:アド・ヴィヌム/AD VINUM
ワイン名:ヴォル 2021/VOLE

セバスチャンの新たな一面を見た! リラックらしさとエレガンスの共存!

ヴォル 2021
商品No.3BOFR98-50-21
産地フランス ラングドック 

品種:
カリニャン(from ローヌ)

栽培、醸造:
リラックの樹齢45年のぶどう。丸い小石の土壌。
12日間のマセラシオン後、木樽で熟成。
SO2無添加。

煮詰めたブラックベリーの凝縮感に、
ブラックペッパーやアニスのスパイス感。
今回ご案内するワインの中で一番南仏らしいボリューム感があるのに、
余韻にふんわり感じる柑橘の酸が絶妙なバランスで絡み合い、
柔らかく繊細なタッチに仕上げている!

ローヌ川の右岸、タヴェルの北にあるリラックのぶどうを使用。
丸い小石の土壌は保温性があり、
昼間の熱を蓄えることで、より凝縮したぶどうに仕上がる。
そこに樹齢45年の古木の旨みが合わさり、長い余韻へと続く。

ナポリの守護聖人サン・ジェンナーロが由来となったキュヴェ。
年百年も保存されてきた聖人の乾いた血液が、
年に3回のサン・ジェンナーロ祭の時に液化する『血の奇跡』。
淡い外観のワインが多い中で、リラックらしい濃さがあるキュヴェの為、
血液量を意味する『VOLEMIE』と名付けた!

アド・ヴィヌム
アド・ヴィヌム
蔵元
アド・ヴィヌム
生産者名
セバスチャン・シャティヨン

これからのエヴォリューションが楽しみな醸造家が誕生!

2016年、セバスチャン・シャティヨンによって、蔵元『アド・ヴィヌム』は立ち上げられた。
飛び抜けた発想と行動力、今までにこの世界にはいなかった
アーティスト感覚の才能をもった若者だ。


自然派ワインとの出会い


20代のころ、ロワールのルネ・モスのところで季節労働者のような形で
4年間ほど修行を積んだのち、世界トップ50のレストラン『シャトーブリアン』(パリ)で
シェフ・ソムリエをやっていた。
彼の功績は、シャトーブリアンの見事なワインセレクションを造りあげたことだろう。

ソムリエとして、ワインを探しに醸造家を訪問しているうちに、
ワイン造りに興味をもつように。
ノルマンディー地方の田舎出身のセバスチャンにとって、
環境の良いところで生き生きと自然派ワインを仲間たちと造っている
醸造家達の生き方に感動してしまった。



ワイン造りへの決意

もともとフットワークが軽く、なんでも勢いに身を任せて行動する彼が、
ワイン造りを決心したのが2015年~2016年にかけて。
ヴァランタンの隣村に引っ越してきて、最初はヴァランタンを手伝いながら、
ついに2016年にネゴス(買いブドウでワインを造るスタイル)を設立。
醸造家仲間からぶどうを買ってワインを造り始めた。

そして、忘れてはいけないのが彼のその人脈。
周りをマキコミ、大騒ぎをしていろいろとかき乱されるのだが、
この稀代の人たらしは、あらゆる自然派の生産者から非常に愛されている。

買いぶどうも、もちろん信頼できる生産者のものや
ラングロールのエリックに紹介してもらった畑のものを購入。
使用している樽はコサールやガヌヴァのもの。

セバスチャンのワインは南仏のワインでありながら、
どことなく涼しさを感じたり、産地不明感があるのはこの為だ。

さらに付け加えると、セバスチャンはルネ・モスで修行する前は、
パンク・ミュージシャンとして活動していた時期がある。
そのせいか、彼の造るワインはまるで音楽のよう!
ドレミファソラシドの音階の代わりに、
品種と醸造法の違う液体を組み合わせて一本のワインを造っている。
正直、意味不明(笑)なアッサンブラージュも多いが、
だからこそ魅力が詰まっているのもまた事実。

自然派ワインの地平線をも動かしそうなスタイルのワインを世に出したセバスチャン。
これからのエヴォリューションが楽しみな醸造家が誕生した!!

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