BMO輸入ワイン |
蔵元:メゾン・ヴァレット/MAISON VALETTE ワイン名:プイィ・フュイッセ トラディション 2017/POUILLY FUISSE TRADITION |
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すべてのエッセンスが溶け込んだ旨み!
商品No. | 3BOFR47-3-17 | 色 | 白 |
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自然派カテゴリ | ビオディナミ(バイオダイナミクス) | ||
産地 | フランス ブルゴーニュ |
栽培、醸造:
樹齢55年。粘土石灰質土壌。
全房のままゆっくりと圧搾。
228Lの木樽でアルコール発酵。
1年シュール・リー熟成、
スーティラージュ後、コンクリートタンクにて2年熟成。
フィルター、コラージュ無し。
クロ・レイシー、クロ・ドゥ・ミスター・ノリ、
シュヴリエール、プラント・ヴィエイユなど
様々なプイィ・フュイッセの畑がアッサンブラージュされた極上品。
熟した白果実にナッツの香り。
樽熟成から感じられるふくよかな印象に、
綺麗な酸とミネラルのバランスが秀逸。
蔵元 |
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メゾン・ヴァレット |
生産者名 |
フィリップ・ヴァレット |
グラン・ヴァンの風格を放つマコン。
圧倒的存在感ゆえ、AOPからの脱却を余儀なくされた。
圧倒的な存在感
ヴァレットはブルゴーニュ最南端の地、マコンに居を構え、
自然派や正統派などのジャンル分けなど意味をなさないほど圧倒的な存在感を放っている。
現在の当主、フィリップのお祖父さんは、鶏で有名なブレスの出身。
どうしてもぶどう栽培、ワイン造りがしたかったが、ブレスではワインを造れないため、
ある時、意を決しポケットに有り金を詰め込み、ブルゴーニュの方へ向かった。
シャントレ村(マコン・シャントレ)にたどり着いてワイン醸造をしている農家で働き始めたところ、
幸運にもシャントレ村の最もいい斜面の畑が貸しに出ているのを知った。
この畑を借りてぶどう栽培を始めた。
こうしてヴァレット・ファミリーのワインの歴史が始まったのだ。
当時は農協全盛期。
お祖父さんももちろん自分で栽培していたぶどうを農協に持ち込んでいた。
自社醸造へすすむ
1970年に引き継いだジェラール(フィリップの父)。
シャントレ村の最高の畑と斜面から生まれる自分のぶどうが、特別であるということを知っていた彼は、
他のどうしようもないぶどうと一緒に発酵タンクに入れられて醸造されてしまうのが許せなかったため、
組合との契約が終わった区画から徐々に自社醸造に変更していった。
ただし、蔵ではワインを直接販売することが無かったので、
文字通り一からワイン造りと顧客造りを始めることとなった。
以来、「ワインの品質アップをするには、土壌とこの生産地の特徴を発揮するぶどうをつくることだ」と
熱い思いを秘めて栽培に一層力を入れてきた。
そして、1990年に現当主フィリップが引き継いだ。
丁度、この時、お祖父さんが借りていたこのマコンの畑が売りに出されたので、
即、フィリップがこの畑を買い取り。
すべてビオ栽培にして、まるで庭師のように丹念に世話をした。
祖父、父から継いだこのシャントレの地で
最高のテロワールを最大限に活かしたかったフィリップは自然なワイン造りを学んだ。
徹底した自然栽培、自然醸造を手掛けた。
認証に全く意味を感じず、一切の認証はないが実質長年のビオディナミ栽培。
目指すワインは化学物質を一切使わない「自然なワイン」、「優しく飲みやすいワイン」。
ぶどうの味が豊かでありながら、飲み口のやわらかな「偉大なワイン」をつくり上げる事が夢だと語る。
AOPからの脱却
自分の中で最高のワインが完成した、
と思ったらAOP協会からアペラシオンを除外されてしまった。
理由は、あまりにもフィリップのワインが世間の評判になり、
周りの造り手から嫉妬をかっていたからだとか…。
かの自然派ワインの伝道師マルセル・ラピエールも最初の頃は、
協会から嫌がらせをされてアペラシオンを落とされていた時代があった。
未だにこんなことが起こるのか…とも思うがメゾン・ヴァレットはそんなこと意にも介さない!
AOPから脱却し、ますます邁進するのみ。
もはや世界中にファンが数多くいるフィリップのワインは、
出会えることが奇跡なほど希少なもの!