BMO輸入ワイン |
蔵元:レミ・セデス/REMI SEDES ワイン名:トレ ガメイ 2018/TRAIT GAMAY |
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2020VTから木樽醸造に変更!
今のスタイルはこのヴィンテージが最後!?
商品No. | 3BOFR3-3-18 | 色 | 赤 |
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産地 | フランス ロワール |
品種:ガメイ
土壌:
シルトに風化した花崗岩土壌。
ノエと同じ畑だが、この部分は浅く、
すぐ下に岩盤がある土壌。
醸造・熟成:
50%除梗したぶどうの上に、
50%グラップ・アンティエールのぶどうを流し込む。
4‐5℃に設定した冷蔵室で、
しっかり冷やしてから、ゆっくりとアルコール発酵開始。
グラスファイバータンク内で8ヶ月間のシュール・リー熟成、
その後、瓶内で12ヶ月間の熟成。
清澄、フィルターなし。SO2無添加。
今まさに飲み頃!4年熟成により
レミのガメイならではの奥深さと果実感を体感出来る!
野いちごなどの赤系ベリーに、彼のワインの特徴である柑橘の酸味が余韻まで続く。
チャーミングな印象のガメイとは一線を画す、
まるでピノ・ノワールのような艶っぽさを纏う…
寒いミュスカデの地では、野生酵母がすぐに発酵を始めるように、
前VTまでは除梗・破砕をしていた。
しかし2018年は、グラップ・アンティエールと除梗したぶどうを50%ずつに変更。
よって、今までの濃密ガメイから、繊細でエレガントなタッチに進化した!
さらに、2020年からスタイルを変え、木樽醸造にチャレンジしたレミ。
自身でも大満足の出来栄えだったそうで、次回以降の新トレ ガメイに期待大!
2018年のスタイルはもうお目にかかれないかも!?
ワイン名は「Trait Gamay(馬で世話したガメイ)」と
「Tres Gamay(超ガメイ)」の2つの意味を持つ。
蔵元 |
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レミ・セデス |
生産者名 |
レミ・セデス |
ミュスカデという寒い地でのワイン造りを極めると、
かつて類を見ないワインが出現した!
≪BMO代表 山田のメモより≫
■人柄、蔵元■
2013年にペイ・ナンテのこの地にドメーヌ設立。同時に初ヴィンテージ。
出身はジュラ。なんとアコーディオン奏者だった。父母はパリで学校の先生。
2004年からボルドーに6年いた。栽培が好きで農業大学で学ぶ。
その時出会った妻がナント出身だったことから、ロワールへの縁が出来る。
元々林の管理の仕事をしたかった
→それがミュージシャンへ転身
→植物への想いがつのりブドウを選んだ。
理由は難しいから
→ボルドーへ。
真面目で、人なつこくて、繊細な芸術家肌なレミ。
「日本人は繊細なんだろう?」と、
少しでもシワがよったキャップシールのワインは、日本向けには入れない。
こんな真面目なフランス人初めてだ!
ボルドー時代は、孤高の自然派シャトー・ルピュイでも働いた。
農協での経験も積んだ。
だが、彼がのめり込んだのは、ロワールの酸の乗った美しいスタイル。
「ミュスカデは若い人にとって夢がない。苦しい土地、寒い、雨もある。
だからこそ、そこで素晴らしい自然なワインを造りたい。」
ナントのガメイの名手「パネオリ」から、この地ならではのガメイの本質を得た。
パネオリは高齢。才能ある若手に伝えたい。いずれ引き継ぐ可能性も。
昔ながらのワインが大好き。それが際立つ自然派だった。
自然派総帥ともいえるジャック・ネオポールとも親交が深い。
■畑■
ガメイは花崗岩が大好きなぶどう。その真髄を体験。
大西洋から60kmで海が近いことによる塩気的ミネラルが伸び伸び!
ロワールの最高峰の畑に見られる黒い岩盤の火山岩も存在する。
プレ・フィロキセラも多くある。ボージョレーと同じ品種のガメイ。
当初1.5ha育てていたムロン・ド・ブルゴーニュは全て若手生産者に手渡し、
今は2.5haのガメイにだけに全エネルギーを注ぎ込んでいる。
今後、シスト質土壌に白品種を1ha植える予定!(品種は未定)
畑に優しく、また自身が腰を痛めたこともあり、畑は2頭の馬で耕す。
馬は土を潰さない、ストレスを与えないのは間違いない。
特にガメイの古木は馬でやらねばと考えていた。
「命を使って、命を育てる」よう心がけている。
枝の先端=触覚は切らない。
(自然栽培の最先端。ラングロールも同じことを言っている!)
ビオディナミを取り入れ、全て手摘みで収穫。
畑で完全に選果を行う為、トリアージュ台(選果台)は必要ない。
手間暇をかけ、徹底してぶどうへのダメージを最小限に抑える。