BMO輸入ワイン |
蔵元:ドメーヌ・ド・ラ・リュノッテ/DOMAINE DE LA LUNOTTE ワイン名:レ・ルシニュー 2019/LES ROSSIGNEOUX |
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最後に感じられる苦味と、豊富感タップリな液体が綺麗に調和!
商品No. | 3BOFR12-5-19 | 色 | 白 |
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自然派カテゴリ | ビオディナミ(バイオダイナミクス) | ||
産地 | フランス ロワール トゥーレーヌ |
品種:
ソーヴィニヨン・ブラン
醸造:
除梗なし、破砕なしのグラップ・アンティエールのぶどうを区画ごとに醸造。
土内に埋めてあるタンクに、地下の低温度を利用して24時間の澱引き。
ダイレクト・プレス。
アルコール発酵を20hLの樹脂製タンクで開始。
そしてアルコール発酵の終わりを小樽内で。そのままシュール・リー熟成1年。
SO2無添加。
彼がワインを造り始めた2002年から続く看板ワインで
柑橘類のアロマが漂う、フレッシュで潤し感抜群のキュヴェ。
3つの異なる区画のぶどうをアッサンブラージュ。
土壌の性質、ぶどうの熟度、酸度、
それぞれに違うぶどうの特長を見事に捉え、
圧巻の果実の分厚さと繊細なミネラルの
どちらをも表現してしまうリュノッテの芸術作品。
工業的な造りではまったく到達できないだろう境地。
熟成により心地よく開いた味わい、
ほのかにスモーキーな余韻がどこまでも続いていく。
蔵元 |
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ドメーヌ・ド・ラ・リュノッテ |
生産者名 |
クリストフ・フーシェ |
天才故のこだわりと
群を抜く蔵の小ささが
彼のワインを幻にする…
【“La Lune“(=月)を由来にした蔵元名】
クリストフ・フーシェ氏は元々工場機械のエンジニアをしながら、
ボランティアでハンディキャップを持つ子供たちの世話をしていた。
「自然の中で難しい仕事がしたい。」と4キロ先に住んでいた叔父のマネをしながら、
奥さんのお父さんの畑でぶどう栽培を始めた。最初こそ農協へぶどうを販売していたが、
2002年より自分のワインを造り始めた。
「上司がいないから、自分の思いのままに仕事が出来る。」と
収穫以外はすべて彼一人で楽しみながら取り組んでいる!
ビオロジック、ビオディナミに取り組み、エコセールの認定も受けている。
(月はビオディナミ栽培にとって欠かせないもの。
月の形やポジションによって栽培の色々な作業を行うから蔵元名の由来に!)
樹の競合が最適になるよう、
独自の考えで一畝ごとに雑草を残す、
縞模様の畑でソーヴィニヨン・ブランなどを育てている。
なにせ一人で作業をしているので、生産量は常々非常に少ない!!
【「このぶどうのどこが嫌なんだい?」 山田のギモン】
天才とは、往々にして目の前の現実に我慢できないものだ。
何百枚もの傑作なデッサンを破り捨てる画家。
睡眠中にインスピレーション、ベッドから起き出し譜面を0から書き直す作曲家。
ワインの造り手も同じだ。
素晴らしい(と私には思えた)ぶどうが結実した初秋。
笑顔の私の前で、彼はため息混じりに首を横に振った。
なんとこのぶどうは仲間の造り手に売ると!
(ロワールの有名な生産者)
天才には、凡人には分からないぶどう粒の奥の奥が分かるようだ。
彼の絶対的な感性に寸分たがわずピタっと来たぶどうしか、ワインにしない。
だから、ワインにしてから気に入らないキュヴェを売り払うのではなく、
ぶどうの段階で自分の美学にそぐわない房を売ってしまう。
天才とは、往々にして他の何かが欠落しているものだ。
ぶどう粒の奥の世界が見える代わりに、失うものの莫大さといったら常人には耐えがたい。
しかし、
何度でも立ち上がる。
身内が去っても、
親友が去っても、
周りに誰もいなくなっても。
この10年、この天才の審美眼に叶うぶどうが一体何回獲れたことだろう。
ぶどうは全滅、畑の果実も野菜も全滅…なんて年すらあった。
蔵は私が出会った造り手で最も、ダントツに小さい。
だから一層限りある液体。
人間として持てる才能。その全てが、ぶどうの見極め、
ワインヘ昇華させる感性に集中した男。
透明かつ分厚い液体。
天才しか見えない北のテロワールが詰まった液体。
溢れるオリも剥がれるラベルも彼の前では本筋。
丸ごと、丸ごと味わいたい…