BMO ワイン
BMO輸入ワイン 蔵元:カステッリーナ/CASTELLINA
ワイン名:ダイノ・ビアンコ /DAINO BIANCO

とろける果実は和三盆!
スーパートスカーナ × ビオディナミコ

ダイノ・ビアンコ 
商品No.3BTIY11-3
自然派カテゴリビオディナミ(バイオダイナミクス)
産地イタリア トスカーナ 

メルロ

めったにいない、白い鹿!
若く力みなぎるメルロの収量を可能な限り落とし、僅か1ヘクタールの畑から2200本しか造られない貴重なワイン。
カステッリーナの調和の取れた自然の力がそのままぶどうに生きている事を感じさせてくれる一本
ダイノ・ビアンコとは、めったにいない白い鹿。この地区でのメルロの珍しさから、名づけられた。
そして、本当の幻へ…

現在、カステッリーナでは20数年前に植えた畑のやりかえ中。
メルロやカベルネなどの国際品種を減らし、古い株から芽をとって増やした(マッサーレ法)サンジョベーゼやヴェルメンティーノ、チリエジョーロやアリカンテなど産地固有の品種を増やしていく予定

・味わい: 
類まれなる絶妙な熟成感に包まれ、
さらに美しい酸がそれを支えている。
そのまま含めば、トリュフ、ドライフルーツ、
湿った寝かせた土、といった雄大な風格が口中一杯に押し寄せる。
熟成牛のグリルといった奥行きある肉と合わせれば、
かつてない太い旨味のハーモニーが現れるだろう。


~ヴィンテージ別のテクニカル~

・ダイノ・ビアンコ 2011年
ルビー色の美しい赤。ビオ臭など無縁の心地よい濃厚な果実の香味。
いい感じの熟成感がでつつも、若々しい酸も感じられる。
単体でももちろん美味しいが、やはり食事と合わせることで真価を発揮しそう。今飲んでも、10年15年寝かせても・・・

40日間の醸し発酵の後、マロラクティック発酵と熟成は中古バリックで14ヶ月間。
基本的に無添加。長期熟成ワインで無添加が実現できるのは、いかにぶどうが生命力に溢れ、醸造中に蔵の衛生管理を徹底しているかの表れ。


・ダイノ・ビアンコ 2004年
スーパートスカーナの自然派バージョンは信じられないフィネス!
ビオディナミコになったばかりとは思えないグレートヴィンテージ。
深紅の輝きをもつ濃いルビー色。
エーテルのような熟成香と程よく熟したチェリーやブラックベリーのような果実香。
幅広く複雑な香りとスミレやほのかに甘いタバコのような味わいが飲む人を魅了する。
マセレーションと発酵: 35-45日間 ( 定温28℃)
マロラクティック発酵と熟成:14ケ月間(フレンチオークのバリック)ビン熟成: 6ケ月。
ビオディナミコで作ったファーストヴィンテージ。
第3回イタリアのメルローコンテスト2003-04 IGTワインの部 最優秀賞受賞


・ダイノ・ビアンコ 2005年
とろけるような果実味と酸味のバランス。
メルロ単一とは思えないほど複雑で、柔らかく、エレガント
ポムロールやボルゲリとは一線を画す、偉大なスーパー自然派メルロ。
マセレーションと発酵: 40日間。
マロラクティック発酵と熟成:14ケ月間(フレンチオークのバリック)。
ビン熟成6ケ月。


・ダイノ・ビアンコ 2006年
円やかボディでポテンシャルNO.1
ポテンシャルが高く、まだまだ熟成するスタイル。
和三盆のような果実の素朴で上品な甘みは、もっともわかりやすいヴィンテージ。
しなやかで香ばしく、伸びの良い酸味とシルキーなタンニン。
トスカーナにおいて2004年に次ぐビッグヴィンテージ。
砂岩を含む砂、シルト土壌。
樹齢:9年(平均)。海抜:250m。向き:南向き
マセレーションと発酵: 40日間。
マロラクティック発酵と熟成:14ケ月間(フレンチオークのバリック)
ビン熟成: 6ケ月。


・ダイノ・ビアンコ 2007年
ビオディナミコの真骨頂がますます発揮され、柔らかさと酸味の透明感、
クラシックでエレガントなスタイルに。
砂質からくるきめ細やかさや、シストのミネラルなど、よりテロワールの表現がダイレクトになってきている。
マセレーションと発酵: 40日間
マロラクティック発酵と熟成:28ケ月間(フレンチオークのバリック)
ビン熟成: 6ケ月。

カステッリーナ
カステッリーナ
蔵元
カステッリーナ
生産者名
ファビオ・モントモーリ

常に進化する自然派キャンティの巨人

【常に進化する自然派キャンティの巨人、ファビオ・モントモーリ氏】

1999年から徐々に自然農法を取り入れ、2004年から完全にビオディナミコに移行した。
その目的はこの土地から生まれる作物を次世代へ伝え残すため。
ぶどう、栗林、麦、オリーブ、地中海性のいろいろな植物・・・
全ての自然と人間が、手を取り合って永遠に生きていくにはどうしたら良いだろう?
考え抜いた結果、ビオディナミコにたどり着いたのだ。

また、ファビオとともに農園を長く支えた同志、イヴァン・キリコが独立。
(イヴァンのワイン情報もチェック!!)。
ファビオ自身はサポートの立場を取りながら、現在は娘のエレオノーラ、息子のフランチェスコと共に農園を経営。

さらに、新しい世代が加わったことで、ワインのエチケットを一新!
「ぬらし絵」と言われるルドルフ・シュタイナーの水彩教育からインスピレーションを受け、
自然の色合いがまるで「生きているかのように表現」されている特徴的なエチケット。
彼らのワインそのものが、まさに「生きたワイン」であること、そして様々な表情を見せる味わいを楽しんでもらいたという彼らの思いが込められた作品に。。!

真っ当な自然派がごく僅かなキャンティ地区での偉大な功績が認められ、
2009年版のイタリアBIOワインガイドにて、たった一つの蔵元オブ・ザ・イヤー、最高位に選ばれた。
最近は、出店自体をしていない。


【全ては畑を見ればわかる!畑がすべてだ!】


彼の話を聞いていると驚くほどに醸造の話が少ない。

「ワイン造りはぶどう作り。畑の仕事が90%。だから醸造でやることはほとんどない」というのだ。

農園の総面積は110ha。栗の林、オリーブ、ぶどう、地中海特有の植物など様々な植物がミックスされている。
畑は全て森に囲まれていて、ケミカルな要素が入り込めない自然な環境。
そのため、ビオディナミコを行うことは比較的簡単なこと。
畑は全て南向きで土壌は砂浜のように柔らかい砂質。

ディボルナという港町まで50kmあるが、数百年前はこの畑もすべて海だったという。
丘の頂上にはピエトラマリーナ、『海の石』という名前が付いて、実際畑には岩が多く、
近くからは鯨の化石などが発見されるという。

長年ビオディナミコを実践している彼の畑仕事は、なるほど、
専門的でありながら、非常に理にかなっているので、納得できるものばかり。


ぶどうは本来自身で栄養分を探しに行く性質があるため、人間が栄養分を与えてしまうと探さなくなりよくない。飼育させた動物が野生に戻っても生きていけないのと同じである。


プレパラート501番は太陽光線を防ぐ役割。
ケイ石が多いこの地では必要ないので、代わりに500番(牛の角に植物を詰めたもの)を使う。



赤い花(みつばマメ科)は地中で根を大きく広げる性質があり、地中の窒素を固定する役割。
その花の状態で星の力と土の力のバランスが分かる。

・茎が小さい、根が短く上に伸びている→宙とのつながりが深い。
・茎が太い、根が横に広がっている→土とのつながりが深い。


月の満ち欠けではなく、「月と地球の距離」によって農作業をする。
近い時は土や根の作業、遠い時は枝葉、実の作業をする。



自然農法の理論に従うのではなく、長年の経験から必要とするものを取り入れ、臨機応変に対応していく。

そして土地にパワーを与えるものを取り入れる。決して自然を歪めるような無理はしない。


自然の森に囲まれた畑、ティレニア海からの微風、複雑なハーブの香りなど、海の香り。
この環境はまさに、ファビオ氏が畑の声に耳を傾けてきたその姿勢の賜物なのだ!!

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