BMO輸入ワイン |
蔵元:ナダ/NADA ワイン名:フィーユ・ソヴァージュ 2017/FILLE SAUVAGE |
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総生産量はたったの25ケース!
野性な少女の甘味と酸味。
商品No. | 3BSFR1-5-17 | 色 | 白 |
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自然派カテゴリ | ビオディナミ(バイオダイナミクス) | ||
産地 | フランス ルーション |
品種:
ミュスカ、グルナッシュ
土壌:
Col de la Done 畑(カルス)。
北から西にコルビエールの山々があり、
南にピレネー山脈の一部カニグ山(3000m級)と、
山に囲まれたゆるやかな丘陵地。
祖父の代からの邸宅、ワイナリーの周囲に広がる1.6haの畑。
ラファエルが生まれた時に父が植えた。
平均樹齢33年。標高250m。北向き。カニグ山側のシスト土壌。
醸造:
ミュスカはグラップ・アンティエールでダイレクトプレス。
グルナッシュはグラップ・アンティエールで軽く足踏み、
ステンレスタンクでセミカルボニックでアルコール発酵。
温度管理なし。フィルター、安定化処理なし。
9月末に収穫。残糖 11.8g/L。
ボトルサイズ:
500ml
9月末に熟度の高いぶどうを収穫。
糖度が理想的なぶどうが採れたので
25ケースだけでも甘口を!と造った1本。
甘みがありながら芯に酸味があるのが◎
蔵元 |
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ナダ |
生産者名 |
ラファエル・ベサ・ド・シャストゥネ |
BMO自慢のカタルーションラインナップにニューカマー!
古くはゴビー、
最近でいうとジャン・フィリップ・パディエなどを輩出している、
小さいながらも、
超ビッグネームが軒を連ねるカルス村から
さらなる未来を背負った大型新人到来!
造り手の名前は、ラファエル・ベサ・ド・シャストゥネ。
2014年から本格的にワイン造りを始めた34歳!
★ナダ(NADA) ラファエル・ベサ・ド・シャストゥネ★
ペルピニャンで生まれ育ったラファエル。
祖父母の代からカルスとエスタジェルの間の小さな谷間に邸宅(マス)を持ち、
その周辺に畑を持ち、ワインを造ってきた。
ラファエルの父もワインビジネスで自分でもワインを造り、ネゴシアンでもあった。
小さい時からワインや畑を触れて育ったため
自分の血にはワインが刻まれていると自覚。
父は自身が工業的なワイン造りしかしていなかったからか、
ラファエルが若い頃からワインの世界はお薦めしないと主張していた。
ただ、実際、お父さんは自然派ワインにも詳しく、
ラファエルは昔からガヌヴァなど名だたる
自然派の巨匠のワインには慣れ親しんでいたという。
一方、ラファエル自身は地に根ざして、
ワイン造りをしたい気持ちは明確に持っていたが、
他の世界も見てみよう、と、
14~25歳くらいまでグラフィティペインターとして色んな場所を旅し、
文化や様々な考え方に触れた。
そして、23~28歳まではパリのアップルで働いたりもしていた。
様々な経験を重ねれば重ねるほど、地元に戻り、畑仕事をし、
物作り=ワインを造りたい!という気持ちが強くなり、
2014年にカルスに戻る。
その頃、父のネゴシアンのビジネスは立ち行かなくなっていた。
そんなある日、父がラファエルが生まれた時に植えた丘の斜面の
ジェドネ・ペル(ぶどうの品種、グルナッシュ・ペルとも呼ばれる)の
畑を見せてくれた時、
これだ!この美しい地を守りたい、風景を映し出すワインを造りたい!と決意。
放置されていた畑を復活させ、ワイン造りを始めたのだ!
最初の1年はジャン・フィリップ・パディエのところで学びながら、
2014年、2015年はカルスにある祖母の物置用の家の一角でワイン造り。
ゼロからのスタート。機械も何もない。
先述のジェドネ・ペルの畑、ピヨッシュとタンク1つのみ。
ここからのスタート。
みんなにクレイジーだと言われた!
NADAとは何もない。
何もないところにこそ全てがある。
そう思うことにしているという。
2016年からは、もう少しだけ良い環境、
エスタジェルにある祖母の家の倉庫を貸してもらってワイン造りをしている。
~畑・土壌
現在トータルで7ha所有するラファエルの畑は2エリアに分かれている。
1つ目は、ルーションに流れる3つの川、Agly (アグリ)川(北)、
テ川(真ん中)、ル・テッシュ川(南)があり、
彼の拠点であるカルスはアグリ川沿いの谷間を西に進むとある。
その、さらに奥にあるのがエスタジェル村。
アグリ川沿いの谷間に点在する小さな区画たちは
Les Coumes(レ・クーム)と呼ばれている。
海により近いため、湿度も他の地域より高め。
石灰を含む粘土質あり平均樹50〜60年。
そして2つ目は祖父母からの邸宅の周囲にある畑の一部。
(それ以外はいとこや親戚が工業ワイン用に使っている。)
平均樹齢30年。こちらはシスト。
ジェドネ・ペルやグルナッシュ、シラーが栽培されている。
このエリアは北にコルビエールの山々があり、
南にピレネー山脈の一部カニグ山(3000m級)と、山に囲まれている。)
(ラファエル曰く、カニグ山はピレネー山脈の一部だけど、
独立した形で高い山が聳えていて、「カタルーニャの富士山的存在」。
これはフラール・ルージュのジャン・フランソワも同様のコメントを寄せています!)
コルビエールの山は石灰質、粘土、
カニグ山はシスト土壌で、畑によってどちらかの土壌や混ざった土壌など
多様な土壌が広がる。
丘陵地のため、緩やかな斜面や様々な向きもある。
北・西・南と山で、東は海、とミクロクリマが豊かな地。
~ラファエルのワインは全てヴァン・ド・フランス!
例えば、AOCルーションでは、
グルナッシュ、カリニャンなど必ずブレンドでないとならない、
などの規制がある。
ジェドネ・ペル100%などあり得ず、
自分がこれだと思えることを自由にやりたかったため、
どのワインにおいてもAOC認証を取っていない!
~ワイン造り
栽培は、ビオディナミ。トクサ、イラクサを煎じて散布。
今までは1人で全部やってきたからできることをやってきた。
今はナイロン樹脂タンクとステンレスタンクのみでワインを造っているが、
少し金銭的に余裕が出てきたら古フードルを使ってワイン造りをしてみたいとのこと。
『ワイン造りは他でもない、自分のためにしている。
人が欲しがるワインではなく、
自分が好きな、理想とするスタイル、
自然の恵みそのものを映し出せるクリエイティブさと
繊細な感覚を持って表現したいと考えている!』