BMO 監修ワイン |
蔵元:マス・ロー/MAS LAU ワイン名:クラン・ドォイユ/CLIN D'OEIL |
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南仏のピノ!?希少品種の秘密のワイン
商品No. | SF68-5 | 色 | 赤 |
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自然派カテゴリ | ビオロジック(オーガニック、有機農法) | ||
産地 | フランス ラングドック |
ウィヤード (サンソーの古木)
ウィヤードとはサンソーのヴィエイユヴィーニュで、
別名Pinot de Lunguedoc(ピノ・ド・ラングドック)
一見酸味が強そうだが、その逆で、酸味を残して仕込むのが難しく、
敬遠されやすい品種。
栽培が難しく誰も扱わない品種。
野性的でありエレガントさも感じる。
不思議な一本。
クランドォイユとはウィンクの意味。ラベルも個性的。
蔵元 |
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マス・ロー |
生産者名 |
ローラン・バニョル |
現在の自然派ワインに一石を!
「リーズナブル」であり続ける!
【マス・ローってどんな蔵元?】
ローラン・バニョルの生まれは南仏プロヴァンス地方に属するヴォクリューズ県オランジュ
(世界遺産にもなっているローマ時代の劇場があることで有名な街)。
ニームのソムリエ学校に通い、卒業後はニース、パリなどでソムリエや酒屋として15年間活躍。
ワインに触れる日々を過ごすうちに、自分もワインを造りたいと思うようになった。
父・兄もワイン造りをしており、一緒にやることも出来たが、
工業的なワイン造りをしていたので故郷には戻らなかった。
【どんなワイン造り?】
もともとは自分が飲む程度のワインを造りたい、と始めたのがきっかけ。
しかし改めてワイン造りに携わると、出るは出るは、入れるは入れるは…
絶対健全なワインができそうにないぶどう。
それらを美味しい風な液体に仕上げるナニか…
「怖い!気持ち悪い!」と純粋に思ったと教えてくれたローラン。
最初は右も左も分からず「なにも入れないワイン」を
一人でもくもくと造っていた(これが属にいうナチュラルワインだとも知らずに!)。
が、スーヴィニャルグ村の「モン・ド・マリー」ティエリーに出会えたことで、
彼のナチュラルワイン造りは何百歩も前進したのだ!
アツいパッションを持つローランを見つけたティエリーは自分の蔵を使えばいいよ!と声掛け。
ここから一気に仲間が増え、ナチュラルワイン造りのアドバイス、
知恵を授かり、メキメキと才能を発揮していったのだ!
2018年には念願だった自分だけの蔵が完成した!
(畑の世話の傍ら、一人でせっせと造っていたのだそう!)
自分の理想とする「ぶどう」「土地」「環境」「人」の4拍子揃った、ヴァンナチュール
=それは100年以上前、フランス人の年間消費量が100L以上だった頃のようなスタイル!
農薬も、培養酵母も、SO2も使わない。今の時代によく行われる過度な凝縮も行わない。
グラップ・アンティエール(全房)で仕込み、ナチュラルな造りだけど、
より安く売るために収量をギリギリまで増やして造るのがローラン流。
ここ最近の自然派ワインは価格が高くなり、みんなで分かちあえるものでは無くなっている。
だからこそ、自分は、みんなが買える価格、
気兼ねなく誰しもが楽しめる自然派ワインを造り続ける!とやる気満々。
こんなワインが私達には必要だ!
【畑】
現在の畑は標高70mのラングドック北部にある畑。
樹齢100年のウィヤードと樹齢45年のサンソー、カリニャン、アラモンなどが植えてある。
2008年立ち上げ当初は3haのみだった畑も徐々に増やして蔵の周辺に現在は10~12ha所有。
樹齢も古い木が多いのでなかなか収量が上がってこないが、
将来的には70hl/ha位の収量まで上げていきたい、とローラン。
もともと貧しい村育ちということもあり、「稼いだ以上には使わない」を徹底しているそう。
一気に投資はしないため、少しずつ環境を整えている!
『サロン(展示会)には参加しない理由』
マス・ローはサロンには全く参加しない。
何故なら販売や出荷に出来るだけ手間と時間をかけず、その分畑仕事をしたい!
料理と同じでワイン造りも素材が命のため、畑から離れたくない!と。
手間がかかるため取引先を増やす予定もなし。
まとめて買ってくれるお客さんにより安く売りたいとの想いからだそう。
【蔵名の理由】
マス・ローの「ロー」はローランのあだ名、マスは南仏の方言で「家」のこと。
またマズローの法則のマズローにもかけているとのこと、
ローランのナチュラルワインへの欲求はどこまでも続く!?